2009年07月11日

[書評] 金城 一紀 / 『フライ,ダディ,フライ』

フライ,ダディ,フライ (角川文庫) 金城 一紀 / 『フライ,ダディ,フライ』 / 2009-04-25 / 角川文庫 / D

うーん、あまりのつまらなさに途中で読むのを中断しようかと思ったくらい。 「水戸黄門」とか「ジュウレンジャー」とか「ハーレクインロマンス」といったシリーズものを思い描いてもらうといい。
平凡ながらも幸せな生活をしていた主人公。ある日、突然降り掛かる不幸。それを払いのけるために立ち上がり、とても勝ち目などないと思われた悪者に(修行して強くなった)主人公はなんとか勝ちをおさめた。悪者以外はみんな幸せになりました。めでたし、めでたし。以上。

『GO』を読んでファンになった金城一紀だけど、去年読んだ『対話編』で「おや、買いかぶりか?」という疑問が芽生え、そして本書でそれが決定的になってしまった。

念のために付け加えておくと、つまらないといっても、その読み出した瞬間に展開と結末が読めてしまい、私が読書に求めていることとは合わなかった、というだけのことです。
一般的には、純粋なエンターテイメント小説として読めば、面白い部類に入るとは思います。
ただ、あまりの予定調和ぶりにげんなりしてしまうので、エンターテイメント小説が好きといっても「読むと何か新しい世界が見える」ことを楽しむ方はやめておいた方がいいでしょう。

Amazon.co.jp: 『フライ,ダディ,フライ (角川文庫)』

posted by ほんのしおり at 18:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍・雑誌