ベランダ菜園を始めました。まずはミニ大根とミニ人参とほうれん草を作っています。
今日はその初めての収穫。
生のまま、みそとマヨネーズをあえたディップで頂きました。美味。
自分で作ってみると、自然の不思議さと、天の恵み、農家の方の苦労や技術に頭がさがります。
ベランダ菜園を始めました。まずはミニ大根とミニ人参とほうれん草を作っています。
今日はその初めての収穫。
生のまま、みそとマヨネーズをあえたディップで頂きました。美味。
自分で作ってみると、自然の不思議さと、天の恵み、農家の方の苦労や技術に頭がさがります。
森見 登美彦 / 『新釈 走れメロス 他四篇』 / 2009-10(2007-03) / 祥伝社文庫 / B
いつもの京都を舞台にした臭い青春小説なんだけど、ちょっと違うのは有名な作品へのオマージュとなっているところ。
取り上げられた本歌は『山月記』『薮の中』『走れメロス』『桜の森の満開の下』『百物語』の五編。
裏表紙の紹介文には「誰もが一度は読んでいる名篇を、新世代を代表する大人気作者が、敬意を込めて全く新しく生まれかわらせた、日本一愉快な短編集」とある。
当時の社会的な状況に依存していない作品ばかりなので、舞台を現代に置き換える意味はほとんどないと思う。
それに、「誰もが一度は読んでいる」とは言えないような気がする。
それでも、本書はお勧め。
元の作品という枠があるせいか他の作品よりはハチャメチャ度が低いけど、それだけにいっそう森見の実力が光っている。
惜しむらくは、他の森見作品を読んでいないと(上の文と矛盾するけど)ハチャメチャぶりに目がくらんで文章がえぐっている青春の痛みが見えにくいこと。
文庫解説にこんな言葉が登場する。
青春をこじらせた大学生達が一般社会とうまく交われずにもんどりうつ様を見事に描き出している新進気鋭の作家さんがいるのですが(p.259)わはは。これほど的確な森見登美彦の紹介は初めて聞いたぞ。
Amazon.co.jp: 『新釈 走れメロス 他四篇』
伊勢 幸一, 池邉 智洋, 栗原 由樹, 山下 拓也, 谷口 公一, 井原 郁央 / 『4Gbpsを超えるWebサービス構築術』 / 2009-08 / ソフトバンククリエイティブ / B+
本書を読んでまず驚くのは、驚くようなことがほぼないこと。
タイトルとは裏腹に、実に地味な、珍しくも何ともない技術や知識やスキルについてしか書かれていない。
独自に分散ファイルシステムを作ったとか、少し「おお、そうなのか」という記述もあるけど、ほとんどが「ググれば一発でわかる」ようなソフトウェアや利用方法の組み合わせ。
それをもってこの本には価値がない、という人もいるし、Amazonの書評にもそういう記述が見受けられる。
でも、私はこの本を高く評価したい。
「超絶技巧で綱渡りするのではなく、地道な運用改善の積み重ねでここまでいける」という実例であることの重みはちょっとやそっとでは手に入れることができないから。
「AというソフトウェアにはBという設定項目があり、Cという値を設定することができる」という知識は、もちろん、ググればわかる。マニュアルにも載っている。
でもそれは「サーバ台数が数十台規模を超えると運用が破綻する」とか「高負荷にも耐えられる」とか「Dという別の設定項目と組み合わせても大丈夫」とか「性能限界は高いが、限界に達すると急激に劣化する」とかいったノウハウとはまた違う世界。
本書に書かれているのはすべて「実証ずみ」。これは重い。そして3000円は安い。
「そんなことググればわかる」と言っている人は、そうだなぁ、一冊の小説を手に取って「どの単語も全部辞書に書いてある(だから価値がない)」と言っている人に聞こえる。
Amazon.co.jp: 『4Gbpsを超えるWebサービス構築術』
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