2007年03月01日

楽観的な心配性

今日(昨日)は本社から技術部門の本部長が私の勤務する支社に用事がある、というので昼食会を企画しました。
その中で出たのがタイトルの言葉。

「プロジェクトマネージャーってのは楽観的な心配性でないとダメなんだよね」

私の理解したところでは、「楽観的でなければプロジェクトは成功しない」し「心配性でなければプロジェクトは失敗する」ということ。なるほどー。こういうちょっと日常を離れた言葉がポッと出てくるところ、私が本部長を尊敬する所以です。

あと、今私が資格試験の勉強をしている Project Management Professional とそのガイドブックである Project Management Body of Knowledge について、

「スキルのある、でも(体系だった)知識の無い人に取ってはすごくいい教科書/資格だと思うよ。でも、最近はスキルが無いけど知識だけ覚えて、それで自分はスキルがあると思ってしまう人が多いように思う。これはかえって危険だからね。」

そう、スキルと知識は別なんですよね。
中途採用の面接をしていると、スキルだけあって知識のない人には時々出会います。知識がないだけでスキルのある人は前向きに「いいところを探そう」という面接になります。
逆に、知識はあるけどスキルの無い人は厳しいですね。一度、すごく気の毒な面接をしたことがあります。本人が「自分には知識はあるけどスキルが無い」ということを自覚して転職活動をしているのに、まさにその理由でどうしても採用できなかった、というケースです。非常にまれなケースでしたが。上の本部長の言葉で腑に落ちたんですが、確かに知識があるだけの人はほとんどが「自分にはスキルがある」と思っていますね。こういう方は悩まずに不採用です。

そういう自分はどうよ、という反省も込めて、悲観的な無神経にならないように気をつけなきゃ。
posted by ほんのしおり at 01:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記・コラム・つぶやき
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