2004年10月01日

大学工学部の分布

asahi.com : マネー【〈コラム〉経済気象台】 大学工学部の分布より

去年までの失業については需要と供給のミスマッチが原因ですと言われていたけど(信用していなかったけど)この話は同じ需要と供給のミスマッチでもコラムニストの解釈間違いが滑稽。

大学受験するときに、将来就職したい会社の近くにある工学部を目指す受験生など聞いたことがない。
就職活動するときに、大学の近くから探す大学生など聞いたことがない。*)

小学校の校歌の世界観で見ると地元の大学は大事なんだろうけど、学生は企業イメージで就職先を選ぶ。リクルートが就職活動前と後で人気企業ランキングをとってみたら、顔ぶれが全然違った、という調査もある。

*)私が岐阜から東京の大学へ、東京で就職、という選択をしたので知り合いに同じ傾向の人が多い、という偏りはあります。
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「のこぎりでも壊れない」U字ロック、ボールペンで簡単に解錠

「のこぎりでも壊れない」U字ロック、ボールペンで簡単に解錠という衝撃的なニュースが公開された。テレビでもTBSが報道したとのこと(テレビ見ないので知らなかった)。

インターネットの世界ではこういうセキュリティ上の欠陥を見つけた場合、
1. 開発元に知らせ誠意ある対応を求める
2. ○週間たっても改善の動きが見られない場合は公開する、とあわせて通知する
3. 開発元は一生懸命対応策を考える(あるいは無視することも)
という流れが一般的になっています。2.をすっ飛ばす人はあまり尊敬されません。仲間内からは「すごいヤツだ」と思われるかもしれませんが、開発・製造元が対応策の準備を整えておくことができないと、最終的に迷惑をこうむるのはエンドユーザだからです。

今回、アメリカでこのU字ロックの弱点を公開した人は本業がネットワークセキュリティのエンジニア。「仕事柄、公開することにはためらいを感じなかった」といっていますがちょっと疑問。
U字ロックの開発製造元の対応を見る限り、「開発元に知らせる」という1.のステップを取っていないように見えるんです。
でもいったん公開されてしまった以上、できるだけ多くの人に知らせるしかありません。泥棒だけが知っていてメーカーも一般の人も知らない状態を最悪とすると、泥棒もメーカーもみんなも知っているのは次善(次悪?)になります。メーカーに対応を検討する猶予を与えなかったのは、消費者にとってもマイナスです。盗難されないことを優先するのであれば、自腹で別の鍵を買ってこないといけないんですから。確実に開くと分かっているクリプトナイト社は、U字ロックの無償交換プログラムを始めています。(米国内のみが対象に見えますが、、、)
ただ、同じメカニズムを採用しているロックは同じ方法であいてしまうということなので、斉工舎ユーザである私は斉工舎に問い合わせています。
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2004年07月13日

asahi.com : ダイアナが偉人になった

asahi.com : ダイアナが偉人になった

今週のAERA / ダイアナが偉人になった / 伝記本の革新

子供向けの伝記を扱っている偕成社の方:
「同時代や少し前を生きた人のほうが、どんな時代の中でどんなことを成し遂げたかが理解しやすいのではないでしょうか。これまでは、手の届かないような偉人として描かれることが多かったが、最近は欠点がありつつ、何か一つ秀でたところがある人として描かれるようになっています」

というわけで、ダイアナとか、ジョン・レノンとか、松井秀喜とかが伝記シリーズに名をつらねているそうな。
たしかに二宮金次郎的な「上からの押し付け」っぽい偉人像はいらない。
松井秀喜やジョン・レノンの素晴らしさに異存はない。
でもなぜそれが「伝記シリーズ」になる必要があるのかピンとこない。
ましてや漫画での紹介だと。
posted by ほんのしおり at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース