@IT MONOistの記事が素晴らしい内容だったのでご紹介します。
- 甚さんの「想定内だぜぃ!トラブルは」(1):設計トラブルの98%が「トラブル三兄弟」
- 甚さんの「想定内だぜぃ!トラブルは」(2):福島原発から学ぶ、トラブル三兄弟
- 甚さんの「想定内だぜぃ!トラブルは」(3):原発事故から学ぶインタラクションギャップ
トラブル三兄弟とは「新規」「トレードオフ」「変更」のこと。 設計トラブルの原因ほとんどがこの3つに帰せられるとの指摘に頷くことしきり。 特に、連載2回目の
福島原発、特に最も気になるプルサーマルの3号機は、「新規君」「トレードオフ君」「変更君」……全てを含んでいますよ!という部分はドキッとします。
実験室からそのまま造ってしまったような気がするぜぃ。
連載3回目の最後にこう述べていらっしゃいます。
この記事の執筆にあたって、気が付いたことが幾つかあります。現場こそ、モノ作りこそ、というサイトですので割り引いて読むべきところもあるかと思いますが、最近、自社の技術研究所の人と衝突して「こんニャロメ」と感じたこととよく似ています。
1. 原子力発電所の仕組みがまるで「実験室」から出てきたような装置であること。
2. 事故を解説する専門家も「実験室」から出てきたような発言であること。
3. 職人の専門用語である「安全率」が登場しないこと。
そして、最後にとても残念なことがあります。それは……、テレビの報道などで事故について解説する人物が各所の管理者や学者で、技術者や設計者、そして、職人が登場しないことです。